妖怪けむりの生産終了の理由や経緯を紹介!類似品や作り方についても

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こんにちは、Yoshiです♪

さて、妖怪けむりは、1970年頃に発売されて以降、様々なお子さんを喜ばせる玩具として知られていますが、そんな玩具にもとうとう生産終了が告知されました。

中には長く販売しているのに今更なぜ?と感じる人もいるかと思うので、この記事では妖怪けむりがなぜ生産終了されたのかその理由を紹介しています。

また、類似品や作り方も調査してみたので、代替品を探している人にもおすすめできる構成となっています。

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妖怪けむりの生産終了の理由や経緯を紹介!

妖怪けむりが生産終了した理由は、生産者の高齢化と経営事情が厳しくなったからです。

生産終了時の妖怪けむりの値段は100円と非常に安く、一部では売っても赤字経営が続くのでいつ終了してもおかしくないと言われていました。

それでも値段を上げなかったのは、生産者が小さいお子さんにも楽しんで使って欲しかったからだそうで、そんな願いも空しく生産終了せざるを得なかったようですね。

そして一番の原因となっているのが、リン鉱石の不足です。

妖怪けむりに使われている五酸化二リンを生産するにはリン鉱石が必要ですが、リンは世界的にもあらゆる分野で必要とされる物質です。

それなのに生産量は有限で、このまま世界中のリン鉱石を採取するとしたら、2050年頃にはリンが世界から無くなるとさえ言われています。

そのため、リンの価格は上昇し続けており、流通網を確保しないと入手できない事例もあります。

そんな希少な原材料を確保しながら子供向けの玩具を作ること自体に無理があったのでしょう。

ちなみに妖怪けむりが発売された1970年頃は、ちょうどナウルという国でリン鉱石が発掘され、リン産出国として大変話題になっていました。

しかし、1990年頃にナウル国内のリンが枯渇してしまい、以降は国の経済が破綻しています。

また、アメリカや中国を始めとしたリン産出国も近年では輸出を一部規制するなどしているため、益々リンの入手が難しくなっています。

当然肥料や医療などライフラインを支える分野の企業がリンを買い占めることもあるので、妖怪けむりのような子供向けの玩具を作るためのリンを確保するのはより難しくなっているのでしょう。

さらに妖怪けむりに使われている五酸化二リンを生産するには、リン鉱石やケイ素を混合させ、650度以上で熱さないといけないため生産できる施設も限られています。

妖怪けむりの類似品は?

過去には妖怪けむりの類似品としてスパイ煙やおばけ煙などの商品が売られていましたが、煙を起こす原理が同じだったためか、材料の確保が難しくなったことで販売終了になっているようです。

また、単価が100円と非常に安い上に利益がほとんど出ないので、継続販売するのが難しいように思えます。

加えて妖怪けむりやその他類似品の多くは駄菓子屋に売られていることが多く、その駄菓子屋も近年閉店ラッシュが続いているため生産できても売るのが難しい傾向にあるようです。

特に妖怪けむりが発売された1970年と比較して、スーパーやコンビニが多数出店するようになり、駄菓子屋の多くは閉店に追い込まれています。

さらに子供たちは妖怪けむりのような玩具よりも、ゲーム機で遊ぶことが増えたため、現代の子供達の趣向に合わないといった問題点もあります。

ちなみにファミコンが発売されたのが1983年で、近年ではスマホなどの携帯端末でもゲームができるようになりました。

そんな中でただ煙がでるだけの玩具で需要を確保するのは難しいので、これからも類似品は出ないと思われます。

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妖怪けむりの作り方について

妖怪けむりをもし自分で作るなら、粒子の細かい粉を代用品として使う方法がおすすめです。

例えば強力粉よりも薄力粉のほうが粒子が細かい上に、入手が手軽なのでぜひ妖怪けむりと同じように指ですり合わせて使ってみてください。

運動会の競技にもある飴探しの粉と同じような感じで煙のような物が出ると思ってください。

注意点は火元の近くで薄力粉を散らさないようにすることです。

薄力粉は粒子が細かい分すぐに引火してしまい、量が多いと粉塵爆発が発生する危険性もあるので、必ず換気の域届いた場所で遊ぶようにしてください。

妖怪けむりはダイソーで買えるの?

妖怪けむりはダイソーで買えましたが、生産終了が発表された今在庫のある店舗はほとんど存在しません。

また、ダイソーからも代用品の発売が発表されていないので、再販する可能性も限りなく低いものと思われます。

他の通販サイトやお店も調べてみましたが、妖怪けむりの在庫のあるお店は無かったため、希望があるとしたら田舎の駄菓子屋などにある在庫のみになるでしょう。

ただし、メルカリで高額転売されている状況を見ると、田舎の駄菓子屋にあった在庫もほぼ無くなっているはずなので、定価で正規品を買うのは不可能です。

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まとめ

さて今回は妖怪けむりの生産終了の理由や経緯を紹介してきました。

改めて、妖怪けむりは原材料にリン鉱石が使われているため、材料確保が難しくなり、生産者が高齢化したこともあって生産が終了しています。

再販するには世界のリン産出事情が大きく改善しないと難しい上に、類似品を作るのも簡単ではありません。

しかし、2020年頃からリンの再利用などで需要が改善されようとしているので、妖怪けむりの生産者さえ確保できれば再販される可能性は十分にあると言えます。

それでは最後までお付き合いいただきありがとうございます。

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